私が高校3年で空手を再開した最初の3ヶ月は、体の動きと道場での立ち位置が大きく変わった時期でした。この記事では、私が白帯から極真空手に入り直した最初の3ヶ月に「いつ、何が起きたか」を時系列で書きます。
先に前提を書きます。私は純粋な初心者ではありません。小学3年で伝統派空手を約1年、その後は極真空手を中学1年まで続け、5年のブランクのあと高校3年で白帯からやり直しました。動きは体が覚えていました。ですから、この記事に出てくる変化の速さは、そのまま「まったくの初心者がこうなる」という意味ではありません。差し引いて読んでください。
それでも「最初の1週間に体がどうなるか」「組手や審査はいつ来るか」「先輩に何を言われるか」は、これから始める人が一番知りたいところだと思うので、覚えている範囲でそのまま書きます。個人差がある部分は、その都度「これは私の場合」と書きます。
※この記事の画像は、場面を表したAI生成のイメージイラストです。実際の人物・道場の写真ではありません。
先に結論
- 最初の1週間くらいは全身が筋肉痛でした。それを過ぎると抜けました。
- 組手はすぐに始まりました。初日だったかもしれません。最初は軽く当てるルールでした。
- 最初の昇級審査は3ヶ月以内でした。指導者に言われて受けました。
- 1ヶ月で「全部」変わりました。体力、動き、道場の空気への慣れ、全部です。
- 一番言われたのは「飛ばしすぎ」「燃え尽きるぞ」「休め」でした。今もそのとおりだと思います。
- 後悔しているのは、トレーニングや栄養を調べずにがむしゃらにやっていたことです。
再開から1週目:全身の筋肉痛と、手の皮むけ
稽古は週5回、1回1時間でした
当時の私は週5回、道場で1時間の稽古を受けていました。それに加えて、稽古のある日もない日も、1〜2時間の自主トレをしていました。サンドバッグを叩く時間が長かったです。
私と同じ回数を勧める記事ではありません。回数が違えば、下に書く変化が起きる時期もずれるはずです。ただし「週1回なら何ヶ月」と、私には言えません。そこまで追いかけて見ていないからです。
通う回数の決め方そのものは、空手は週何回通う?に分けて書きました。通える曜日から決める手順と、回数を増やすときに見ることをまとめています。
全身が筋肉痛でした。1週間くらいです
初日は最後まで動けました。動きを覚えていたからです。その日に組手があったかどうかは、正直に書くと覚えていません。
体の方は覚えていても、5年のブランクで硬くなっていました。スタミナもありませんでした。最初の1週間くらいは全身が筋肉痛でした。どこか一部ではなく、全身です。

筋肉痛が1週間くらいで抜けたのは私の場合です。英国の公立病院(Newcastle Hospitals NHS Foundation Trust)の運動を始める人向けの案内でも、運動中や運動後の筋肉痛は最長1週間ほど続くことがよくある、とされています。一方で同じ案内は、急に出た新しい痛みや、関節まわりのいつもと違う腫れ・赤みがあるときは、運動を止めて様子を見るよう書いています。筋肉痛と同じものだと思って我慢しないでください。痛みが強いときや引かないときは、医療機関に相談してください。
もう1つ、手の皮がたくさん剥けました。これは稽古のせいというより、自主トレでサンドバッグを叩きすぎたせいです。拳の握り方と手首の使い方は拳の正しい握り方と手首を痛めにくい打ち方に分けて書きました。
道具は、入門を決めた時点で全部そろえました

入門すると決めてすぐ、道着と防具を全部そろえました。
理由は単純で、防具がないと組手ができないことを知っていて、早く組手がしたかったからです。これは経験者だからできた判断です。何が必要で、いつ必要になるかは道場によって違います。まったくの初心者が最初に何を買うべきかは格闘技初心者が最初に揃える道具と費用にまとめています。
1ヶ月まで:全部変わりました
筋肉痛が消えて、スタミナが戻ってきました
1週間を過ぎると筋肉痛はなくなりました。そこからは体力、動き、痛みへの慣れ、道場の空気への慣れ、何が変わったかを1つ挙げるのが難しいくらい、全部が変わりました。
硬くなっていた体も動くようになりました。ここは毎日の自主トレの影響が大きかったと思います。ただし、これは「体が覚えていた」分を差し引いて読んでください。ゼロから始めた人の1ヶ月と同じ速さだとは言えません。
組手はすぐに始まりました

組手は入門してすぐにやりました。もしかしたら初日かもしれません。最初は軽く当てるルールでした。
正直に書くと、当時の私は早く本気を出したいと思っていました。ここは今の目で見ると危ないところです。組手の前に確認すること、始めたばかりの人が本気で打ち合わない方がいい理由は組手・スパーリングの心得と安全に書きました。
先輩に言われたのは「飛ばしすぎ」でした

道場の人とは誰とでも話していました。名前はすぐに覚えてもらえました。最初から結構なトレーニングをしていたので、目立っていたのだと思います。
そのころ先輩から言われていたのは、こういう言葉です。
- 「燃え尽き症候群になるぞ」
- 「初めから飛ばしすぎだ」
- 「休んだ方がいい」
当時は聞いていませんでした。今はそのとおりだと思っています。私は結果として続きましたが、稽古のない日も1〜2時間やる、というやり方を、これから始める人に勧めることはできません。
3ヶ月までに経験した審査と、組手の変化
最初の審査は3ヶ月以内でした
正確な月は覚えていませんが、3ヶ月は経っていませんでした。自分から申し込んだのではなく、入門して最初の審査のときに「受けろ」と言われて受けました。結果は飛び級で8級でした。
飛び級は経験者だったからです。まったくの初心者が最初の審査で飛び級する話として読まないでください。審査の中身と帯の色の順番は空手の昇級審査と帯の色に書いています。
ここで1つ、15年で見てきたことを書きます。私が見てきた範囲では、長く続いた人は試合や審査を受けている人でした。ただ、試合や審査に出たから続いたのか、続く人だから出ていたのかは分かりません。試合や審査に出ない人が続けられない、という意味でもありません。3ヶ月以内に辞めた人が「いつ」「なぜ」辞めたのかも、私には分かりません。
本気で組手ができる相手が、数人になりました
3ヶ月の時点で、道場で本気で組手ができる相手は、黒帯の先輩と試合に出ている数人くらいになっていました。周りからは「急速に強くなった」「こんな白帯はいない」「早く審査を受けろ」と言われていました。
これも経験者の3ヶ月です。ゼロから始めた人が3ヶ月でここまで来る、という意味ではありません。
やっておけばよかったこと:調べること

「やらなくてよかった」と思うことはありません。
「やっておけばよかった」は、はっきりあります。トレーニングのこと、栄養のこと、プロテインやサプリのこと、筋トレのこと。何も調べずに、がむしゃらにいろんなことをやっていました。そういうことを調べ始めたのは、30歳になる前です。もっと早く勉強しておけばよかった、と今は思います。
私は最初の3ヶ月を、勢いに任せて走ってしまいました。その結果、手の皮を剥き、先輩から休むように言われるほど飛ばしていました。そうなったのは、知識がなかったからです。当時の私が知っていれば違ったと思うことは、次の記事に分けて書いています。
- 格闘技のスタミナの付け方 — 走り込みと打ち込みをどう組むか
- プロテインの選び方 — 食事で足りない分をどう補うか
- 格闘技の柔軟性を高める方法 — 硬かった体をどう戻したか
3ヶ月時点で、どこまで行っていたか
一言で言えば、とりあえず強くなっていました。組手の相手が数人に絞られていたのは上に書いたとおりです。
まとめると、私の最初の3ヶ月はこうでした。
| 時期 | 起きたこと |
|---|---|
| 再開〜1週目 | 全身筋肉痛。手の皮が剥けた。道具は入門を決めた時点で全部そろえていた |
| 入門してすぐ | 組手が始まった(初日だったかもしれない)。最初は軽く当てるルール |
| 1ヶ月まで | 筋肉痛が消えた。体力・動き・慣れ、全部が変わった。「飛ばしすぎ」と言われていた |
| 3ヶ月以内(正確な月は不明) | 最初の審査で8級に飛び級 |
| 3ヶ月時点 | 本気で組手できる相手が数人になった |
繰り返しますが、これは週5回の稽古と毎日の自主トレ、そして5年前まで空手をやっていた体で起きたことです。
これから始める人が、最初の3ヶ月のあいだに道場で確かめておくと迷いにくいことを挙げておきます。「この時期までに達成すること」ではありません。
- 最初の1週間:日常生活に支障が残る疲れや痛みがないか。稽古の量を自分で調整してよいか
- 組手が始まるころ:組手を始める条件、当てる強さ、相手の決め方
- 最初の審査を考えるころ:受審の条件と費用。自分の目的に合うか
まとめ
- 最初の1週間は全身筋肉痛で、1週間で抜けました(私の場合)。急な痛みや関節の腫れは、筋肉痛と分けて考えてください。
- 組手はすぐ始まりました。最初は軽く当てるところからでした。
- 最初の審査は3ヶ月以内に来ました(正確な月は覚えていません)。長く続いた人は審査や試合を受けていましたが、出ない人が続けられないという意味ではありません。
- 「飛ばしすぎ」「休め」は聞いた方がいいです。私は聞きませんでした。
- トレーニングと栄養は、始める前でなくていいので、3ヶ月のうちに調べてください。私はそれを30歳前まで放置しました。
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