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※画像はAI生成のイメージイラストです。実際の人物・道場の写真ではありません。
「すねを蹴られると痛くて、組手で下段をもらうのが怖い」「すねを強くするには、何をすればいいのか」
私は極真空手を約15年続け、全日本ウェイト制空手道選手権大会に2回、全日本空手道選手権大会(無差別)に1回出場しました。この記事では、私がすねを強くするために実際にやっていたことと、けがとの付き合い方を書きます。
先にお伝えしておくと、私の稽古では打撲が多く、日常茶飯事でした。血が溜まって抜いてもらったこともあります。ここに書くのは私の場合のやり方で、同じようにすれば誰でも安全に強くなる、という話ではありません。痛みや腫れが強いときは、無理をせず医療機関を受診してください。
先に結論
- 私がやっていたのは、稽古後に道場の砂袋を5分くらいコンコンと蹴ることと、少しずつ硬いミットを蹴ることの2つでした。
- 私の感覚では、受けのすねには砂袋、攻撃に生きるのは硬いミットでした。
- いきなり強くやらず、当て方・負荷・回復を確かめながら段階的に進める。痛みや腫れのある部位への打撃は中止することが大切です。
私がやっていたこと① 砂袋をコンコンと蹴る

道場には、ボディメーカーの「砂袋ハード5」が置いてありました。天井から吊るすサンドバッグではなく、床置きのスタンドに砂袋が上下2段で取り付けられたタイプです。道場稽古が終わったあと、毎回それをすねで蹴っていました。思い切り蹴るのではなく、コンコンと当てていく感じです。
始めたのは、極真に入ってすぐでした。時間は1回5分くらいです。回数は決めず、足のダメージを見ながら調整していました。すねに打撲やけががあるときは、減らすか、やめていました。これは当時の私のやり方です。読んでいる方は、痛みや腫れのある部位への打撃は中止してください。
私の感覚では、受けのすね、つまり下段を受けたりカットしたりするときのすねには、この砂袋が一番効いたと思っています。
なお、販売元の商品説明によると、砂袋ハード5には砂が付いていません。1つの袋に約40kgの砂を入れて使うもので、砂は自分で用意する必要があります(2026年9月29日に確認)。
私がやっていたこと② 少しずつ硬いミットを蹴る

もうひとつは、ミットです。ミットを蹴ることに慣れてきたら、どんどん硬いミットを使っていきました。これを本格的に始めたのは、全国大会に出始めた頃です。ミットは後輩に持ってもらっていました。
硬いミットを強く蹴ると、持つ側の腕や体にも衝撃がかかります。持つ人と強さを相談しながら行ってください。
硬さの違うキックミット3つ
ミットは、硬さで選ぶのがいいと思います。3つとも私が実際に使ったことがあるミットで、その感覚をもとに硬い順に挙げます。価格は2026年9月28日に楽天市場で確認したときのもので、変わることがあります。
- THREE ARMS キックミット(2個セットで約15,800円):私が使っていたのはこれです。3つの中で一番値段が高く、一番硬いです。
- マーシャルワールド キックミットスタンダード KM40(1個売りで約5,800円):値段が安いわりに硬めで、次におすすめです。
- ボディメーカー ハイパーキックミット(1個売りで約3,500円):初心者におすすめです。
硬いミットほど、持つ人の腕や体への衝撃も大きくなります。始めたばかりなら、柔らかめのミットから始めてください。
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効果は、日に日に感じました。硬いミットに慣れると、道場に置いてある普通のミットがものすごく柔らかく感じて、思い切り蹴れるようになります。それが、人を相手にした組手でも効いてきました。
私は、攻撃に生きるのは硬いミットだと思っています。すねを鍛えることは、蹴りの威力にもつながっていました。蹴りそのものの威力を上げる下半身の補強は蹴りの威力を上げる下半身トレーニング、ミットの使い方はサンドバッグとミット打ちの使い方に書いています。
稽古では、すね当てを着けていた

すねを鍛えていたといっても、道場の稽古では基本的に毎回すね当て(レッグサポーター)を着けていました。
たまに、上級者だけが防具を外して、試合形式でスパーリングをすることはありました。でもそれは限られた場面です。すねを鍛えることと、防具を着けずに組手をすることは別だと考えてください。防具を外すかどうかは自分で決めず、外す必要があるのか、競技のルールではどうか、自分の体の状態はどうかを指導者と確認してください。不安や痛みがあるときは、外さずに相談してください。
最初に揃える道具と費用は格闘技初心者が最初に揃える道具と費用にまとめています。
けがとの付き合い方

先に書いたとおり、私の稽古では打撲が多く、日常茶飯事でした。血が溜まって、抜いてもらったこともあります。
痛めたときにしていたのは、次の2つです。
- 冷やす
- 痛めているところは、組手では使わない
やって後悔した方法はありません。ただ、けがを悪化させて長引かせるようなことはしない方がいいと思います。痛いのを我慢して蹴り続けると、稽古そのものができない期間が長くなります。
日本整形外科学会が紹介している日本スポーツ整形外科学会の資料では、スポーツでけがをしたときの応急処置の基本として、RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)が挙げられています。これは、病院や診療所にかかるまでの間に、けがの悪化を最小限にとどめるための処置です(出典:日本整形外科学会「スポーツ外傷の応急処置」)。
冷やすときは、保冷剤や氷を直接肌に当てず、布やタオルで包んでください。米国整形外科学会(AAOS)の打撲の解説でも、冷却は1回20分を1日に数回、氷は直接肌に当てない、とされています(出典:AAOS OrthoInfo「Muscle Contusion (Bruise)」)。
同じ解説では、強い痛み(特に近くの関節を動かしたとき)、しびれ、数日たっても痛みや腫れが良くならない場合は、医師の診察を受けるよう書かれています。強い痛み、急な腫れ、しびれがあるときや、血が溜まってふくらんでいるときは、放置せず医療機関を受診してください。
始めたばかりの人へ

最初に書いておくと、すねを蹴って鍛える練習を、子供や女性、年配の人に私から勧めることはしません。ここから先は、大人が自分の判断で取り組む場合の話です。
まずは、ミットやサンドバッグを蹴ってみるところからです。それでも、最初は痛いと思います。
痛みに慣れたかどうかだけで判断しないでください。すねのどこで当たっているか(当て方)、蹴る強さと回数(負荷)、次の稽古までに痛みや腫れが引いているか(回復)を確かめながら、段階的に強度を上げていきます。いきなり硬いものを強く蹴る必要はありません。できれば指導者に当て方を見てもらってください。組手の前に知っておきたい安全の考え方は組手・スパーリングの心得と安全に、下段の受け方は極真の組手で勝つコツに書いています。
やめた今のすね
空手をやめた今、すねは衰えました。それでも、ほかの人よりは硬いと感じます。
まとめ
- 砂袋はボディメーカーの「砂袋ハード5」、ミットは一番硬いTHREE ARMSを後輩に持ってもらった。当時は足の状態を見ながら量を調整していた。読んでいる方は、痛みや腫れがある部位への打撃を中止してください
- 受けのすねには砂袋、攻撃に生きるのは硬いミット、というのが私の実感
- 稽古では基本的にすね当てを着ける。外すかは必要性・ルール・体の状態を指導者と確認し、不安や痛みがあれば外さない
- 私の稽古では打撲が多かった。痛みや腫れのある部位への打撃は中止し、冷やすときは布で包む。強い痛み・急な腫れ・しびれは医療機関へ
- 子供や女性、年配の人に、すねを蹴って鍛える練習を私から勧めることはしない


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