キックボクシングのアマチュア試合に出るまで|極真約15年の私が3戦3勝した体験

リングのそばに立つ、ヘッドギアを着けたキックボクシング選手の後ろ姿のイメージイラスト 大人から始める空手・キック

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※画像はAI生成のイメージイラストです。実際の人物・大会の写真ではありません。

「キックボクシングのアマチュア試合に出てみたい。でも、何を準備すればいいのか分からない」

私は極真空手を約15年続けたあと、キックボクシングを一度も習わないまま、知人の紹介でアマチュアのキックのトーナメントに出て、2試合勝って優勝しました。そのあと、空手にはない顔面パンチをちゃんと経験したくてキックのジムに入り、約2年続けました。ジムに入ってからはほかの大会にも出て、1試合勝っています。アマチュアの戦績は3戦3勝です。

この記事では、申し込みから当日の流れ、私が出た大会のルール、空手の経験が通用したこと・しなかったことを、私の体験として書きます。

先にお断りしておきます。出た大会の主催団体の名前は、覚えていません。なので、ここに書くルールは私が出た大会での話で、キックのアマチュア大会に共通するルールではありません。実際に出る大会は、必ずその大会の要項で確かめてください。

先に結論

  • 私は空手の経験だけで出ましたが、これは約15年の組手経験があったからです。未経験の人に勧める出方ではありません。
  • 空手の経験は、お腹や足への攻撃に対しては通用しました。顔面へのパンチと距離感には戸惑いました。
  • ルール・防具・計量は大会ごとに違います。出る大会の要項を先に確認してください。

出たきっかけは、知人の紹介でした

夕方の坂道をランニングする人の後ろ姿のイメージイラスト

極真空手をやめてすぐのころ、知人にアマチュアのキックの大会を紹介されて出ることにしました。

試合に向けて特別な準備はしていません。空手をやめた直後だったので、やっていたのはランニングなどの基礎トレーニングだけです。キックの練習は一度もしないまま、試合の日を迎えました。

これは、極真で約15年、組手を重ね、素手素足の試合にも出てきた経験があったからできたことです。打撃を受けることにも、試合の空気にも慣れていました。格闘技の経験がない人や、顔面ありの練習をしたことがない人が、同じように練習なしで出るのは勧めません。

申し込みから当日まで(私が出たときの流れ)

机の上の申込書とペン、新しいグローブと使い込んだヘッドガードのイメージイラスト
  • 申し込み:紙の申込書をもらい、書いて渡しました。
  • 費用:1万円くらいだったと記憶しています。
  • 計量:当日でした。
  • 防具:グローブだけ新しく買い、ヘッドガード・金的カップ・レッグサポーターは空手で使っていたものを使いました。

ヘッドギアは、そのあとジムに入ってから買い直しました。

防具は、大会によってメーカーや種類の指定がある場合があります。手持ちの空手の防具が使えるかどうかは、申し込む前に要項や主催者に確認してください。空手とキックで買い直すことが多い道具は格闘技初心者が最初に揃える道具と費用にまとめています。

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私が出た大会のルール

体重計とそばに置かれたグローブのイメージイラスト
  • 試合時間は2分1ラウンド。決着がつかなければ延長1分
  • ヘッドギアあり
  • 首相撲なし、肘打ちなし
  • 階級は70キロを境にした2つ。私は重い方の階級で出ました

繰り返しになりますが、これは私が出た大会の例です。ラウンド数や時間、首相撲や肘の扱い、防具、階級の区切り方は、大会ごとに違います。初めて出る人向けのクラスがあるかどうかも、要項で確認してください。

空手の経験が通用したこと、しなかったこと

リングで向き合う2人のキックボクシング選手のイメージイラスト

通用したこと:お腹と足への攻撃は、ほとんど効かなかった

お腹への攻撃は、まったく効きませんでした。足へのローキックも同じです。極真では素手素足で試合をしていたので、それに比べるとグローブやすね当てを着けた攻撃は、全然痛くありませんでした。

ただ、これは約15年、直接打撃の組手で体を慣らしてきた私の場合です。打たれることに慣れていない人が同じように感じるとは限りません。

通用しなかったこと:顔面へのパンチと、距離感

戸惑ったのは、顔面へのパンチです。思ったより避けられませんでした。極真の試合では手による顔面への攻撃が反則なので、顔を殴られることに体が慣れていなかったのだと思います。

距離感にも戸惑いました。顔面へのパンチがあると、空手のときと同じ間合いでは立てません。空手とキックのルールの違いは空手とキックボクシング、大人が始めるならどっち?に書いています。

3戦の結果:判定勝ち、KO勝ち、判定勝ち

リングの端で選手にタオルを渡すセコンドのイメージイラスト

最初のトーナメントは、1試合目が判定勝ち、2試合目がKO勝ちで、優勝しました。ジムに入ってから出た大会では、判定勝ちでした。試合を重ねるごとに、顔面ありの試合にどんどん慣れていきました。苦戦した記憶はありません。

セコンドにはついてもらいました。緊張はしていません。空手での経験があったので「負けるわけがない」と思っていました。油断していたわけではなく、毎回、試合が楽しみでした。

試合のあとも、自分ではダメージを感じませんでした。体調もいつもどおりでした。ただ、これは私の体感で、顔面ありの試合で同じように済むとは限りません。緊張の扱い方は組手の緊張との付き合い方に書いています。

顔面ありの試合で、知っておいてほしいこと

キックボクシングの試合では、ヘッドギアを着けていても頭に打撃を受けます。頭を打ったあとに頭痛やめまい、ぼんやりする感じなどがあり、脳振盪が疑われる場合は、試合・練習を中止して医療者の評価を受けてください。その日は復帰せず、再開は医療者の判断に従ってください。

さらに、頭痛がひどくなって治まらない、何度も吐く、手足に力が入らない、ろれつが回らないといった様子があれば、我慢せずに、すぐに救急外来を受診してください。

米国疾病予防管理センター(CDC)のHEADS UPも、脳振盪が疑われる選手はすぐに競技から外し、その日は戻さず、医療者の許可が出るまで復帰させないこと、危険な徴候がある選手は直ちに救急外来へ行く必要があることを示しています。

私は練習なしで出ましたが、顔面への攻撃に慣れていなかったことは試合で分かりました。出る前に、ジムで顔面ありのスパーリングやディフェンスの練習をしておく方が安全です。組手・スパーリングの安全の考え方は組手・スパーリングの心得と安全にまとめています。

3戦でやめた理由

理由は3つあります。

  • 結婚して、家庭を優先するようになったこと
  • 所属していたジムが初心者向けで、試合にはあまり積極的ではなかったこと
  • 年齢も30歳を超えていたこと

勝てなくなったからやめたわけではありません。生活の中での優先順位が変わった、というのが一番近いです。

これから試合に出る人へ

ジムでサンドバッグを打つ人の後ろ姿のイメージイラスト

私が伝えたいのは、1つです。

日頃のトレーニングで出し切っていたら、当日に怖いことはありません。大事なのは、日頃の自分に勝つことです。

試合の日に急に強くなることはありません。当日に出せるのは、それまでに積み上げてきたものだけです。だからこそ、毎日の練習で手を抜かないことが、そのまま試合の自信になると思っています。

まとめ

  • 私は極真約15年の経験だけで、知人の紹介からアマチュアのキックのトーナメントに出て、2勝して優勝しました。その後ジムに約2年通い、ほかの大会で1勝。アマチュアの戦績は3戦3勝です。
  • 申し込みは紙、費用は1万円くらい、計量は当日。防具はグローブだけ買い、ほかは空手のものを使いました。いずれも私が出たときの話です。
  • お腹と足への攻撃は効かなかった一方、顔面へのパンチと距離感には戸惑いました。顔面ありの練習をしてから出る方が安全です。

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